トンネル健全度調査
トンネルレーダ探査(導水路レーダ探査)
近年、トンネル覆工コンクリートの健全度調査が重要となっています。特に30〜40年前の高度成長期に施工されたトンネルの変状が顕著になりつつあります。
現状のNATM工法以前に用いられた施工法としては在来工法(矢板工法)がありますが、その工法によりますと掘削後に覆工コンクリートを打設する際、上半部(特に天端部)については矢板の存在等によりコンクリート注入がしにくく、空洞が存在することが十分考えられます。その空洞の有無や大きさを調査する方法として非破壊で行うレーダ探査が用いられています。
レーダー探査作業状況
空洞確認調査
コンクリート背面空洞をレーダ探査で調査後、その空洞確認として代表的な位置において削孔を行い、コンクリート厚および空洞厚を確認するとともに、必要であればファイバースコープで空洞の状況を撮影します。
得られた空洞厚値は調査エリア内の空洞ボリューム計算を行う際のキャリブレーション(校正値)として用います。
又、φ=100mmのコア抜きを実施した場合、採取したサンプルはコンクリート強度試験にも用いることが出来ます。
トンネル内でのコア抜き状況
結果例
■レーダ画像及び解析結果
※図をクリックすると拡大図が表示されます。
■空洞分布展開図
※図をクリックすると拡大図が表示されます。
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