温度検層
【原 理】
ボーリング孔内の孔内水の温度を測定します。
【測定方法】
孔内水の撹乱による温度の擾乱を防ぐため、孔内洗浄前に測定する。複数の測定項目がある場合は一番初めに測定します。
降下速度が等速度になるように調整しながら、ゆっくり降下させて測定します。
【特徴・適用限界】
孔内に水が満たされていること及び測定区間は裸孔であることが必須条件です。
掘削直後ではなく、2〜3日置いた状態で測定します。
ボーリング孔内の泥水の温度を測定するもので真の地温を求めるものではありません。
地下の熱的・水理的構造をボーリング孔内の温度分布という熱情報から解明したり、地層の変化、割れ目の検出、特に湧水部分や地温の変化を把握したりするために利用されています。
地下恒温層(地下浅部の地層で気温の影響を受けて年変化や日変化が見られます)は日本では15〜20m程度あり、記録を解釈する上で考慮する必要があります。
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